
「ショート動画を投稿したいけど、何から始めればいいの?」
「センスが無いと思われそうで不安…」そんな方も多いのではないでしょうか。
特にショート動画は、TikTokやInstagramなどで重要性が高まっている一方、「難しそう」「若い人向けの世界」というイメージを持たれやすいコンテンツでもあります。
しかし実際は、最初から高度な編集スキルや高価な機材が必要なわけではありません。大切なのは、撮影前の準備や基本的なコツを押さえたうえで、"失敗しにくい形"から始めることです。
この記事では、企業SNS向けに、ショート動画初心者でも実践しやすい撮影・編集のコツをわかりやすく解説します。
目次
初心者でも失敗しないショート動画の撮影・編集ポイントを解説

ここでは、ショート動画初心者が、撮影前に決めておきたいポイントを解説します。
ターゲット層
同じ企業SNSでも、誰に向けた動画なのかによって、発信内容や見せ方は大きく変わります。
幅広く狙いすぎると内容がぼやけてしまい、結果として誰にも刺さらない動画になりやすくなります。まずは「いつも来てくれる、『あのお客様』」に向けて作るくらいの意識で考えるのがおすすめです。
「投稿の方針が定まらない」「自社らしい発信って何だろう?」
「投稿内容がブレる」「何を発信すればいいかわからない」という場合、発信の土台となる「発信軸」を見直すことが、解決の近道になることがあります。
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動画の長さ
長い動画は、構成を考える難易度が上がるだけでなく、撮影や編集の工数も増えやすくなります。
特にSNSでは、短い動画のほうが最後まで見てもらいやすい傾向があります。まずは、15〜30秒程度を目安にすると作りやすいでしょう。
動画で伝えたいメッセージ
動画を1本作るのは手間がかかるため、「せっかく作るなら全部伝えたい」と考えるかもしれませんが、15〜30秒程度の動画では、内容を盛り込みすぎるとかえって分かりにくくなってしまいます。
そのため、ショート動画では「1動画1メッセージ」を意識しましょう。
シナリオ
台本なしで撮影を始めると、まとまりのない動画になりやすくなります。とはいえ、最初から細かい台本を作る必要はありません。
初心者の場合は、箇条書きレベルの簡単なシナリオでも十分です。
撮影前にシナリオを整理しておくことで、撮影時間や編集時間の短縮にもつながります。
ショート動画撮影前のスマホ設定

ショート動画のクオリティは、撮影テクニックだけでなく「スマホ設定」でも大きく変わります。ここでは、iPhone・Android・スマホ共通で確認したいポイントをまとめました。
| 項目 | iPhoneの場合 | Androidの場合 | 共通のポイント |
|---|---|---|---|
| 画面の向き | 縦向き(9:16)で撮影 | 縦向き(9:16)で撮影 | TikTok・Instagramリール・YouTubeショートは縦動画が基本 |
| 解像度 | 「設定」→「カメラ」→1080p HD / 30fps推奨 | カメラ設定からFHD(1080p)推奨 | 初心者は4Kより1080pの方が扱いやすい |
| フレームレート | 30fpsまたは60fps | 30fpsまたは60fps | 通常撮影は30fps、動きが多い場合は60fpsがおすすめ |
| 手ブレ補正 | 手ブレ補正をON | 手ブレ補正をON | 三脚やスマホスタンドを使うとさらに安定する |
| ピント調整 | 被写体長押しでAE/AFロック | 被写体タップでフォーカス固定 | 撮影中のピント迷いを防ぎやすい |
| 明るさ調整 | 太陽マークで明るさ調整 | 露出バーで調整 | 少し明るめの方が清潔感が出やすい |
| 音声 | マイク部分を塞がない | マイク部分を塞がない | 雑音が少ない場所で撮影する |
| 保存容量 | ストレージ容量を確認 | ストレージ容量を確認 | 容量不足は保存失敗の原因になる |
| レンズ清掃 | レンズを軽く拭く | レンズを軽く拭く | 指紋汚れだけでも画質は大きく低下する |
「設定項目が多くて難しそう」と感じる場合は、まず以下の3つだけでも意識してみましょう。
縦向き(9:16)で撮る
1080pで撮る
手ブレしないよう固定して撮る
これだけでも、仕上がりに差が出るでしょう。
初心者でもプロっぽく見える撮影のコツ

ここでは、企業SNS担当者がまず意識したい撮影のコツを紹介します。
カメラはできるだけ固定して撮影する
動画の見づらさがアカウント全体の印象低下につながる可能性もあるため注意が必要です。
手持ちで撮影すると、固定できているつもりでも揺れていることがあります。慣れないうちは、三脚やスマホスタンドを使ったり、机や棚に立てかけて撮影するのがおすすめです。
「動きがある動画にしたい」と感じる場合も、最初は無理にカメラを動かしすぎないことが大切です。
自然光や明るい場所で撮る
画面が暗い動画は、内容が伝わりづらくなるだけでなく、企業アカウント全体に暗い・古い・見づらいといった印象を与えてしまうことがあります。
初心者の場合は、まず自然光を活用するのがおすすめです。窓際は、特別な照明機材がなくても明るく撮影しやすいため、失敗しにくい環境といえます。
室内で撮影する場合は、白色照明の下を選ぶと比較的自然な映像になりやすいでしょう。
また、後から編集で明るく補正することも可能ですが、手間がかかるうえに一定のスキルも必要です。そのため、編集で直す前提ではなく、「撮影時に明るく撮る」ことを意識するのがおすすめです。
カット数は少なめにする
テンポの良い動画を作ろうとして細かく切り替えすぎると、編集負担が大きくなるだけでなく、視聴者にとっても見づらい動画になってしまうことがあります。
初心者のうちは、派手な演出よりも「何を伝えたいか」を意識しましょう。
タイトル表示、商品や人物紹介など、3〜5カット程度でも十分に動画として成立します。
商品・人物・作業風景など素材を複数撮っておく
ショート動画初心者によくあるのが、「編集を始めたら素材が足りなかった」というケースです。
そのため、撮影時は「少し多いかな?」と感じる程度に素材を撮っておくことを意識しましょう。
商品や人物、作業風景など、素材の種類を分けて撮影しておくと、動画にメリハリをつけやすくなります。素材のバリエーションが増えるだけで編集の自由度が大きく変わるため、初心者ほど意識したいポイントです。
ショート動画編集のコツ

ここでは、ショート動画初心者でも取り入れやすい編集のコツを紹介します。
不要な間を削る
視聴者は数秒で「続きを見るかどうか」を判断します。そのため、無言の時間や不要な間が長いと、途中で離脱されやすくなってしまいます。
以下のようなシーンをカットするだけでも、動画の見やすさは大きく改善できます。
話し始める前の沈黙
「えっと」「あの」などの言葉
視線移動
カメラ調整中の間
ショートドラマやストーリー性を重視する動画など、一部ジャンルでは「間」が演出として重要になるケースもあります。
ただし、初心者の場合は、まずテンポ良く見やすい編集を意識すると失敗しにくいでしょう。
テロップは短く大きく読みやすく入れる
SNSはスマホで視聴されることが多いため、文字が小さいと読まれにくく、内容が伝わらない可能性も。
そのため、テロップは「短く・大きく・シンプルに」を意識するのがおすすめです。
一例を以下でご紹介します。
文字多め:「保湿成分を豊富に含んでおり、乾燥が気になる方におすすめです」
短く・シンプル:「乾燥肌に◎ 保湿成分たっぷり」
このように、長文ではなく要点だけを表示すると、短時間でも内容が伝わる場合もあります。
文字サイズを大きめにする、背景との色の差をつける、重要ワードだけ強調するといった工夫をすれば、さらに見やすくなります。
「続きを見たくなる」を意識する
最初の入り方が弱いと、内容を見る前にスクロールされてしまうことも少なくありません。そのため、冒頭では「何の動画なのか」「見るメリットは何か」をすぐに伝えることが大切です。
たとえば、このように結論や悩みを先に見せると、続きを見てもらいやすくなります。
「応募が来ない企業SNS、これ、大体あてはまってます!」
「動画編集、これだけ意識すれば見違えます」
「ボタン一つで●●を解決する方法、知ってる?」
エフェクトは使いすぎない
編集をしていると、つい派手なアニメーションや頻繁な画面切り替えなど、多くの機能を使いたくなることがあります。
しかし、演出が多すぎると、かえって見づらくなってしまうケースも少なくありません。
特に企業SNSでは、落ち着いた編集の方が信頼感につながりやすい業種もあります。
初心者の場合は、カット編集・テロップ・最小限のズームだけでも十分です。「凝った編集」よりも、「最後まで見やすい編集」を意識しましょう。
再生されるショート動画のアイデア4つ

ここでは、企業SNSで視聴されやすいショート動画にするためのポイントをまとめました。
よくある悩みや疑問に答える内容にする
動画を企画する際は「ターゲットがどんな悩みを抱えているか」を起点に考えましょう。
「自分に関係がある」と感じる内容、たとえば、悩み解決型の動画は「自分ごと」として見てもらいやすくなります。
採用応募が来ない企業の改善ポイント3選
経費になるか迷いやすい費用5選
疲れた夜に!3分で作れる絶品おかず
「伝えたいこと」より「相手が知りたいこと」を優先する意識が重要です。
変化が伝わる動画にする
ショート動画では、「変化」があるコンテンツも再生されやすい傾向があります。
特にBefore → After形式は、短時間でも価値が伝わりやすく、説明なしでも内容を理解してもらいやすいのが特徴です。
たとえば、このような変化を見せるだけでも、視聴者の興味を引きやすくなります。
散らかったデスク → 整理後
編集前の動画 → 編集後
集客できないSNS → 改善後
ビフォーアフターは、商品紹介や美容・店舗系など幅広いジャンルと相性が良いので、積極的に活用してみましょう。
社員の日常や裏側で親近感を出す
企業アカウントは、どうしても堅い印象になりやすいです。そのため、社員の日常や現場の雰囲気を見せることで、親近感や安心感につながりやすくなります。
社員の1日密着やオフィス紹介といった日常コンテンツは、採用やブランディングとも相性が良いでしょう。「どんな人が働いている会社なのか」が伝わるだけでも、企業への興味を持ってもらいやすくなります。
シリーズ化して継続視聴につなげる
シリーズ化すると「次も見たい」と思ってもらいやすくなる、フォローにつながりやすいなどのメリットがあります。
以下のようにテーマを固定して継続発信すると、アカウントの方向性も伝わりやすくなります。
SNS担当者の1日シリーズ
30秒で学ぶ税務知識シリーズ
採用担当Q&Aシリーズ
1本だけで成果を出そうとするのではなく、「継続して見てもらう設計」を意識すると、企業SNSは育てやすくなります。
企業SNSでショート動画を作成する際の注意点

企業アカウントでは個人SNS以上に注意が必要です。
安心して継続運用するためにも、投稿前に確認したいポイントを押さえておきましょう。
BGM・画像・素材の著作権に注意する
ショート動画を作成する際は、著作権への配慮が欠かせません。
特に初心者の場合、「ネットにある素材だから自由に使える」と考えてしまうケースがありますが、実際には利用制限がある素材も多く存在します。
BGMや画像、イラスト、フォントなどは、商用利用の可否や利用規約を事前に確認しておく必要があります。Instagramなどのアプリ内音源も、個人利用は問題なくても、企業利用では制限されるケースもあります。
また、フリー素材であっても、クレジット表記が必要であったり、商用利用や加工がNGな場合もあります。「使えそうだから使う」ではなく、事前に確認する習慣を持つことが大切です。
誤情報や誇大表現を避ける
注目を集めたいあまり、強い表現を使いたくなることもありますが、根拠のない誇大表現は信頼低下につながる可能性があります。
「必ず成功する」「誰でも簡単に稼げる」などの断定的な表現は、特に注意が必要です。
ショート動画は短いからこそ、説明不足による誤解も起こりやすくなります。インパクトだけを重視するのではなく、「正しく伝わるか」を意識することが大切です。
社外秘情報・個人情報が映り込まないよう確認する
ショート動画撮影では、意図しない情報漏えいにも注意が必要です。
特にオフィス内で撮影する場合は、PC画面や書類、ホワイトボードなどが映り込んでしまうケースがあります。
また、社員の顔出しについても、事前に許可確認を行うことが重要です。「少ししか映っていないから大丈夫」と思っていても、投稿後にトラブルになる可能性があります。
SNSでは、投稿後に完全削除しても拡散されるリスクがあるため、「投稿前に防ぐ」意識が重要になります。撮影後は、動画全体だけでなく"背景まで確認する習慣"を持つようにしましょう。
炎上を防ぐため公開前チェック体制を作る
企業SNSでは、「問題ないと思って投稿した動画」が炎上につながるケースもあります。
投稿者本人には悪意がなくても、外部から見ると不適切に受け取られてしまう可能性があるためです。特に、言葉選びや時事ネタなどは、人によって受け取り方が変わる場合があります。
そのため、企業SNSでは"1人だけで投稿判断しない"体制を作ることが大切です。
たとえば、以下のようなチェックフローを作り、上司や別担当者と一緒に確認する習慣をつけておくと安心です。
誤字脱字がないか
誤解を招く表現がないか
著作権や情報漏えいリスクがないか
ショート動画はスピード感も重要ですが、企業SNSでは「早く出すこと」と同じくらい、「安全に出すこと」も大切です。
まとめ

企業SNSでショート動画を始める際は、高度な撮影技術や特別な機材がなくても問題ありません。
大切なのは、誰に向けて何を伝えるのかを明確にし、見やすく伝わりやすい動画を継続して発信していくことです。
一方で、実際には「何を投稿すればよいかわからない」「社内で運用体制が整わない」「動画を作っても再生されない」と悩む企業担当者の方も少なくありません。
株式会社NWSでは、SNS活用に課題を感じる様々な企業に向け、「ブレない発信軸の設計」と、無理なくSNS運用を継続できる「社内の仕組みづくり」を支援している。
お困りのことがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
「投稿の方針が定まらない」「自社らしい発信って何だろう?」
「投稿内容がブレる」「何を発信すればいいかわからない」という場合、発信の土台となる「発信軸」を見直すことが、解決の近道になることがあります。
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著者情報
NWS ライターチーム | saori


