
SNSを運用する企業にとって、フォロワーの数はわかりやすい成果の指標として、ついつい注目してしまう数字です。
たしかにフォロワーが増えると見栄えも良いですし、新規顧客へのリーチ拡大やブランド認知の向上といったメリットもあります。
しかし、フォロワーの増加=成果ではないことは知っておく必要があります。
この記事では、企業SNSの「フォロワーを増やす方法」を解説したうえで、数字に振り回されず成果につながる考え方もあわせてお伝えします。
目次
企業SNSでフォロワーが増えない理由|よくある失敗パターン

まずは、フォロワー数を伸ばすうえで「よくある失敗」を整理し、その後に解決策を紹介します。
自社に当てはまるものがないか、確認してみましょう。
バズを追いかけてしまう
フォロワー数はわかりやすい指標だからこそ、「増やすこと」が目的化する傾向にあります。
そこで起きやすいのが、「バズを狙った投稿」への依存です。
たしかに、バズれば一時的にフォロワーが増加する可能性もあります。
しかしそのフォロワーは「面白い投稿の続き」を期待しており、普段の投稿と温度差を感じると離脱しやすい層でもあります。
ターゲットが曖昧なまま発信している
「誰でもいいから見てほしい」という発信は、結果的に届いて欲しい人に刺さりません。
ターゲットが曖昧だと投稿内容もぼやけ、フォローやエンゲージメントが得られにくくなります。
特にBtoBでは、職種・役職・抱えている課題まで具体化できていないと、投稿はスルーされやすくなります。
コンテンツが企業目線になっている
自社が伝えたい情報ばかり発信していると、ユーザーの「知りたい・役立つ」とのズレが生じます。
サービス紹介や実績を並べるだけでは、単なる宣伝に終わってしまい、フォロワーの獲得にはつながりにくくなります。
その結果、エンゲージメントやフォロワー数の伸びが鈍化することも少なくありません。
「投稿の方針が定まらない」「自社らしい発信って何だろう?」
「投稿内容がブレる」「何を発信すればいいかわからない」という場合、発信の土台となる「発信軸」を見直すことが、解決の近道になることがあります。
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企業SNSのフォロワーを増やすためのヒント

ここでは、フォロワーを増やすためのヒントを4つご紹介します。
誰に届けるかを明確にする
年齢、職種、悩み、置かれている状況まで明確にすることで「1人に刺さる投稿=結果的に多くの人に届く」効果を生みます。
また、ターゲットが明確になれば、ペルソナに沿ったコンテンツ作成が可能になり、投稿内容や言い回しも自然にターゲットに寄せやすくなります。
その結果、アカウントの一貫性も保ちやすくなるでしょう。
保存・シェアされるコンテンツを目指す
SNSのアルゴリズムは「価値がある投稿」を評価する傾向にあり、その判断指標の中に「保存」や「シェア」が含まれるとされています。
ユーザーが保存したくなる投稿は「後で見返したい情報」、シェアされる投稿は「他人にも教えたい価値」がある証拠です。
こうした行動指標を意識したコンテンツ作りを目指しましょう。
「一貫性」を重視する
一貫性は、「今後もこういう情報が手に入るんだ」と、フォローする理由につながります。
ジャンル、トーン、提供する価値の軸を統一し、一貫性のあるアカウントを構築しましょう。
社内で基準を共有しておけば、複数人での運用時や、担当変更の際にも統一感のある発信が可能になります。
プロフィールを最適化する
プロフィールは、ユーザーがフォローを判断する重要ポイントのひとつです。
とはいえ、じっくりと時間をかけて見てくれるユーザーは多くありません。ですから「誰向けの情報か」「このアカウントで何が得られるか」を短く、わかりやすく記載することが大切です。
たとえば「経理担当者向けに、役立つ節税ノウハウを毎週配信」といった、具体的な説明を入れるとターゲットが一目で理解でき、フォローにつながりやすくなります。
企業SNSで本当に意識すべきこと

フォロワーを増やす方法を押さえたところで、一度立ち止まって考えてみましょう。そもそも、企業はフォロワー数の増加を目指すべきなのでしょうか。
ここでは、企業SNSで意識すべき「本当の成果」を軸に解説します。
追うべきは成果につながる指標
フォロワーが増えても、それがビジネスの成果に直結するとは限りません。
企業がSNSに取り組む目的は、売上・採用・ブランド認知など会社によって異なりますが、目的から逆算して「何を指標にするか」を決めることが重要です。
たとえば、問い合わせ獲得が目的なら、フォロワー数よりもプロフィールへのアクセス数やリンククリック数の方が成果に近くなります。
フォロワー数はあくまで結果のひとつにすぎません。自社の目的に合った指標を軸に運用を評価しましょう。
一人ひとりとの関係を深める
SNSのフォロワーは「興味を持った段階」にすぎません。購買や問い合わせに至るまでには、一般的に認知→興味→信頼→行動という複数のステップがあるとされます。
そのため、フォロワー数を爆発的に増やすより、既存のフォロワーとの関係を深め、価値を届け続けることが、長期的なビジネスの成果につながりやすくなります。
数字の価値を正しく伝える
経営層や上司への成果報告では、単なる数字の増減だけでなく「数字がもつ価値」を伝えることがポイントです。
たとえば、「いいね」が少なく見えても「保存数」や「DMでの相談」が多い投稿は、ユーザーが購入を検討している証拠であり、価値が高いといえます。
こうした「売上に近い数字の動き」をデータで示すことが、社内の理解促進につながります。
短期的な数字の上下に振り回されないように、半年〜1年のスパンで「自社がどれだけ認知され、信頼を築けたか」を共有していきましょう。
まとめ

企業SNSのフォロワーの増やし方というと、テクニックやアルゴリズム対策につい目が向きがちです。しかし本当に重要なのはその前提となる考え方です。
フォロワー数はあくまで一つの指標にすぎず、それ自体が成果を生むわけではありません。大切なのは、誰に価値を届け、どのような関係性を築くかという視点です。
保存やシェアといったエンゲージメント、そして継続的に関わってくれる「ファン」の存在こそが、最終的なビジネス成果につながります。
そのためには、戦略設計からコンテンツ制作、運用体制までを一貫して見直すことが不可欠です。
もし「何から改善すべきかわからない」「自社に合った運用ができているか不安」と感じている場合は、専門家の視点を取り入れることも一つの方法です。NWSでは、企業のSNS運用に関するご相談や研修も承っています。ぜひお気軽にご相談ください。
「投稿の方針が定まらない」「自社らしい発信って何だろう?」
「投稿内容がブレる」「何を発信すればいいかわからない」という場合、発信の土台となる「発信軸」を見直すことが、解決の近道になることがあります。
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著者情報
NWS ライターチーム | saori


